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生成AIについて勉強するには何を勉強すれば良い?勉強すべき言語や分野について解説

生成AIの勉強

気軽に使えるサービスが増えてきたことで、AIは特殊な人が使うものという印象は昔のものとなり、今では少し知識を得れば誰でも利用できるまでになっています。今後も技術の進歩によって、さらに利用する機会は増えていくはずです。そのため、生成AIについて勉強したいという人は多くなっています。
一方で、どうやって勉強をしたらいいか分からないというのも、自然な疑問と言えるでしょう。そこで、本記事では生成AIの初心者が何から勉強したらいいのか、無料でできる勉強方法としてはどんなものがあるかを解説していきます。

生成AI初心者が覚えておきたいこと

生成AIについて聞いたことがあるものの、ほとんど触れたことがない初心者であれば、まずはAIでできることを知る必要があります。具体的には、次のようなことができます。

・翻訳
・文章の作成や要約
・詩やシナリオを作る
・プログラミング
・イラストなどの画像作成
・音楽作成
・動画作成

こうした作成作業では、かなりの程度、人間が作ったのと同じように、自然で情報豊かな内容ができあがります。非常に幅広い分野でのコンテンツ生成ができますので、まずどんなことをしたいのかを自分なりに考える必要があります。それぞれの分野で求められるスキルや経験が変わってくるからです。
また、一口に生成AIを勉強すると言っても、AIを使って何らかの作品を作りたいと思っているのか、AIを作ったりコントロールしたりしたいのか、ビジネスにAIを活用したいのかという方向性があります。その方向性によっても必要とされる知識が異なりますので、やはり初心者は用途を決めておくほうが良いのです。

生成AIの勉強は何からしたらいい?

生成AIを使ってコンテンツを作りたいということであれば、AI自体のプログラミングといったスキルは不要です。むしろ、より自分の意図に合った仕方で効率よく、画像や文章などを生成させる方法を勉強することが重要です。生成AIは、「プロンプト」と呼ばれる命令文を入力することによって、どんなことをするかを命令する仕組みです。プロンプトはテキスト入力することがほとんどですが、同じような命令文でも結果に大きな差が出てくることがあります。

より精度の高いプロンプトを打つには、命令文の順番や使うワード、条件の細かさなどの要素を考える必要があります。また、画像や音楽などを生成してくれるサービスの場合は、日本語でも対応できるものの、英語プロンプトのほうが反応が良い傾向にあります。こうしたことから、プロンプトとしてどんなワードをどのように入力すると良いのかという点を鑑みて、できれば英語を勉強することでより良く生成AIを使えるようになるでしょう。

AIを作ったり制御したりするのであれば、高度なITスキルを学ぶ必要があります。AIは学習をすることによって精度を高められるのが特徴で、そのためには一定の数学に関する勉強をしなければなりません。具体的には、微分や基礎統計学、回帰分析や線形代数といった数学が必須となります。もちろん、高度な数学の知識が絶対必要というわけではありませんが、それぞれのジャンルの重要な数式はAIの仕組みを理解する上で必要なものとなります。
同時に、プログラミング言語を勉強するのも必須と言えるでしょう。AIで使用されるプログラミング言語はPythonが主流となっています。プログラミング言語を習得するというとかなり高度な話に聞こえるかもしれませんが、Pythonはシンプルな言語であり、ミスをしても発見や修正がしやすいのが特徴となっています。そのため、努力すれば初心者でも手を付けやすいプログラミング言語の一つと言えます。

したがって、AI構築や制御に関係する勉強はPythonがメインとなります。問題となるのは、どのように勉強を進めるかということです。一つの選択肢としては、独学で頑張ってみるという方法があります。動画教材や書籍を購入して、プログラミング言語習得に関するたくさんのトピックを学んでいくことができるでしょう。自分のペースで勉強できますし、費用もかなり抑えられるのがメリットです。ただし、独学の場合は、分からないことが出てきた時に誰かに尋ねたり、間違いを指摘してもらったりできないのが難点です。また、強い意志がないと、マスターするまで学習を続けるのはなかなか難しいものがあるでしょう。

他の方法としては、プログラミングスクールに通うという選択肢があります。実際の学校に通って学ぶこともできますし、オンラインスクールに入って自宅で学ぶ方法も採れます。この方法だと、講師が丁寧に教えてくれるため、理解度に合わせて学習を進められ、着実にスキルを伸ばせるのがメリットです。また、分からないところがある時には気軽に講師に質問できますし、実際にプログラミングしたものにミスが入っている場合、教えてもらえるという利点もあります。一方で、スクールを受講するのにはそれなりの費用がかかりますし、自分のペースで勉強を進めることは難しいといった注意点もあります。

無料でできる生成AIの勉強方法

生成AIについて、無料で勉強を進めることも可能です。Pythonについては、インターネットの中にもたくさんの情報を見つけられるからです。体系的にプログラミングについて説明しているサイトもありますし、実際の機能をどのようにコーディングしたら良いかを教えてくれる実践的なものもあります。
こうした情報を使って勉強する際には、まずプログラムの構造はどうなっているのか、データ構造や使用される関数にはどんなものがあるといった基礎を勉強します。その上で、Pythonのコード記述について勉強し、実践していきましょう。プログラミング言語を習得する上で重要なのは、実際に記述をしてプログラムを動かしてみるということです。そうすることで、コードの組み合わせがどのような機能を持つのかを体験できますし、自分のミスがどこにあるかを把握しやすくなるからです。

Pythonを勉強したり、実際に試したりする上で利用したいのが、Googleが出しているColaboratoryというサービスです。これは完全無料で使用できるプラットフォームで、Pythonを動かすためのものです。簡単にネット上からダウンロードして、自分のパソコンに入れられますので、まずは環境作りからスタートするのがおすすめです。そして、インターネット上にあるさまざまな情報を参考に、いろいろ動かしてみると実践的なスキルを磨いていけます。
独学の場合は、スキルを証明するために資格を取ると、仕事に有利となります。AIに関係する資格取得を目指して勉強すると、モチベーションを保つのにも良いでしょう。

方向性を決めてから学習を進めよう

生成AIは非常に多岐にわたる作業ができます。まずは自分がAIをどんな用途で、どのような目的で使いたいのかをはっきりさせましょう。その上で、プロンプトの使い方を向上させるのか、Pythonなどのプログラミング言語を習得してAIの構築や制御方法を学ぶのかを決めます。無料でも学ぶこともできますが、簡単ではないので、オンラインスクールを利用するなどの選択肢も考慮すると良いでしょう。

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