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slackとchatGPTの連携の仕方や活用の事例を解説

slackとchatGPTの連携

chatGPTを活用することで、知りたい情報が得られるだけでなく、学習やビジネスにも応用できます。chatGPTをより便利に使うためには、プラグインや他のアプリと連携させることが必要です。他のアプリと連携してAIにイラストを描いてもらったり、チャットボットとして運用することでクライアントへの回答をほぼ自動化したりが可能になります。この機能を業務に活かせば、業務効率のアップにもつながります。
本記事では、chatGPTとslackを連携する方法や活用事例などについて解説していきます。

slackとChatGPTを連携すると何ができるの?

slackはメッセージの送受信が可能なアプリで、チャット機能を実装していることから、主に業務でのコミュニケーションツールとして活用する企業が増えています。個人でも、友人同士のコミュニケーションを取るのに活用できるかもしれません。
プロジェクトに携わる場合、チームで働く仲間同士のコミュニケーションが大切です。プロジェクトだけでなく、企業活動では、同僚とのコミュニケーションを取ることによって、業務をより円滑に進めることができます。仕事のスタイルも変化し、リモートによる仕事をする人も増えているため、必ずしもオフィスで情報交換ができるとは限りません。slackは、離れている仲間とのコミュニケーションを取るのにも役立つツールです。

slackの特徴として、会社の部署同士でコミュニケーションを取るのに便利に利用できる点があります。slackが実装しているチャット機能を活用することで、LINEを利用するような形で部署間の連絡や情報共有ができます。
複数のプロジェクトを担当している場合、それぞれのプロジェクトごとにコミュニケーションを取る必要があります。slackを利用するなら、それぞれのプロジェクトごとにチャンネルを設定して、コミュニケーションが取れるようになります。メンバー同士でファイルを送受信することもできるので、プロジェクトのメンバーたちがどこにいるとしても、リアルタイムで情報を共有し、さまざまな課題について話し合ったり、問題を解決したりができます。

LINEの場合、新たに加わったグループメンバーは過去の会話を見ることはできませんが、slackでは新たに加わったメンバーも過去の会話の内容を見ることができるため、フォローする負担がかなり軽減できます。しかも会話の中から絞り込みもでき、見たい情報を確認するのも簡単に行えます。さらに、複数のデバイスで利用でき、パソコンだけでなく、タブレットやスマホなどでも閲覧できるので、非常に便利です。

チャットボット運用が可能

slackとchatGPTを連携することで、チャットボットとして運用できるようになります。しかもbotが回答する場合、リアルな人ではないことがわかるように、表示がつくようになっています。これにより、チームでチャットボットを運用する場合でも、誰が会話しているのかに加えて、AIが回答しているのかどうかもわかるので、混乱が避けられます。友達同士でグループチャットを行う場合には、chatGPTのボットに質問をして、それに答えてもらうゲームを楽しむこともできます。

翻訳や文章構成を依頼できる

slackとchatGPTの連携で、文章を英語に翻訳してもらうことも可能です。外国企業との取引などでは、メールで英語が必須になってきますが、その場合でも文法的に正しい英語のメール文を翻訳してもらえます。翻訳された文章をチェックして、問題がなければそれを送信することも可能です。
他にも、書いた文章に間違いがないか、言い回しの調整などをAIにしてもらうことも可能です。企画書を作成する場合、AIに文書構成や誤字脱字の有無を確認してもらうといった活用ができます。

slackとアプリを連携するにはどうすればいい?

slackとchatGPTを連携するためには、slack APIを活用します。API連携はプログラミングに関する知識が必要になるので、プログラミングができるメンバーにAPI連携を依頼すると良いでしょう。ある程度のプログラミングの知識があればできるので、自分で導入できるかを試してみるのもありかもしれません。

手順は次のとおりです。最初にopenAIのアカウントを取得して、そこからAPIのキーを受け取ります。次に、slackでslack APIのキーを入手します。APIキーがそれぞれ入手できたら、pythonなどを活用して、APIを作動させるためにスクリプトを組みます。その後、slackにappを追加することで利用できるようになります。
もし自分で連携ができない場合には、外注するのも一つの方法です。フリーランスのプログラマーに、クラウドワークスで依頼するといったこともできます。企業であれば、API導入をサポートしてくれる企業に依頼すると良いかもしれません。

slackAPPを活用する

スクリプトを組むことができない場合、外注するしかないかというと、必ずしもそうではありません。簡単に利用する方法もあります。それはslackAPPを活用することです。アプリ連携は、サイト内で追加したいアドオンを選んで、後はそれを組み込むだけです。chatGPTと連携する場合には、slackAPPでchatGPTを選択して、それをslackと連携させるだけで完了します。
注意点もあります。chatGPTのAIは、プロンプトの内容を学習し、それを記憶します。仮に企業の内部情報を入力した場合、chatGPTがそれを記憶し、拡散させてしまうリスクがあります。この点を踏まえて、利用する際には十分気をつけることが大切です。

slackとchatGPTを導入する際のポイント

slackとchatGPTを連携させて、いざ活用しようとなったとしても、あらかじめルールを設定しておかなければ問題が生じてしまいます。具体的に決めておく必要があるのはどんなことでしょうか。

管理者を選ぶ

1つ目は管理者を選ぶことです。管理者の役割は、主にアプリケーションの管理です。新たにappを導入する場合には管理者の許可を得てから行うなど、ルールを定めておきましょう。

利用ルールの策定

2つ目は、プロンプトのルールを決めておくことです。どんなこともchatGPTに質問するのではなく、質問をする際のルールを決めておくことで、情報漏洩などのリスクを低減できます。例えば、どんな場合にchatGPTに質問をしても良いか、どのような質問は社内で話し合ったほうが良いか、といったルールを決めておきましょう。ルールが決まったら、関係するメンバーにルールの周知を行います。全てのメンバーがルールを把握したことが確認できたら運用に入ります。

使い方の練習をする

あらかじめ、slackを利用する練習をしておきましょう。業務などで使用する場合は、特に事前の研修が大切です。メンバー同士で使い方や使った感想、問題点などをあぶり出していきます。こうすることで、実際に利用する際も安全に便利に利用できるようになります。

まとめ

chatGPTとslackを連携させることにより、業務上のコミュニケーションをより円滑に行えるようになります。そのためには、まず導入するための方法をよく理解して、リスクについても把握しましょう。導入の決定が決まったら、ルールを決めておくことも大切です。管理者の設定に加えて、ロールプレイングを行い、メンバーに慣れてもらうようにしてください。問題点が見つかったら後回しにせず、その都度解決していきましょう。業務効率をアップできますし、個人で利用する場合でも、より便利に活用できることでしょう。

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