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話題の生成AI・claude3では何ができる?徹底解説

claude3の活用例

近年の私たちの生活はIT技術が必要不可欠ですが、IT技術の中でも今注目されているのがAIです。人工知能がデータをもとに人間と同じように物事を考えて行動するAIという技術は、ビジネスにはもちろん、家での生活や車の運転など、あらゆる場面で活用されています。
そんなAI技術を人々が身近に感じられるようになったのが、生成AIの登場です。中でも、ChatGPTは手軽に体験できる生成AIとして、多くの方が実際に利用してその精度に感動したことでしょう。

今回は、生成AIで話題の「claude3(クロードスリー)」について、一体何ができるのかを解説します。生成AIについて知りたい方、claude3を実際に活用してみたいと考える方は参考にしてください。

claude3とは?

「claude3(クロードスリー)」は、アメリカのAnthropic(アンソロピック)社が提供する大規模言語モデルです。OpenAIの元幹部が設立した会社なだけあり、AIに関するさまざまな取り組みを行っている会社で、claude3もその一環として提供されたモデルになります。claude3は具体的に3つのモデルに分けられており、それぞれHaiku・Sonnet・Opusに分類されます。

Haikuはclaude3の下位モデルに位置し、反応速度やコストパフォーマンスに特化したモデルです。Webブラウザでの利用は有料のProプランに加入することで可能になり、月額料金は20ドルです。APIとして利用する場合は入出力のトークン数での課金になり、Haikuの場合は100万トークンあたり入力で0.25ドル、出力で1.25ドルかかります。

中間モデルに位置するSonnetは、Haikuに比べてAIの性能がさらに高く、あらゆる作業がより効率的に行えるモデルになっています。SonnetのWebブラウザでの利用は無料です。APIでは100万トークンあたり入力で3ドル、出力で15ドルかかります。

上位モデルのOpusは、HaikuやSonnetと比べても特に性能が高く、AI評価に使われるベンチマークの多くで他のモデルを大きく上回る性能を出しています。より複雑な作業で生成AIを利用する場合には最適なモデルと言えるでしょう。OpusもHaikuと同様に、Webブラウザでは月額20ドルのProプランで利用可能です。APIとしての利用では、100万トークンあたり入力で15ドル、出力で75ドルかかります。

プランごとに費用が異なるため、その性能を最大限に発揮できるよう、自身の用途に最適なものを選びましょう。

claude3の有料プランで何ができる?

Web版の利用においてはSonnetのみが無料で、HaikuとOpusは有料のProプランに加入しなければなりません。無料・有料プランそれぞれで、特徴も異なります。
まずは、機能面での違いです。無料版のSonnetでも快適に利用はできますが、有料プランではそれ以上に大量のデータ処理やカスタマイズが可能です。利用ピーク時にかけられてしまうアクセス制限についても、Proプランの場合は優先アクセスが認められるといった利点があります。
APIを使う場合は、すべてのプランが従量課金制で利用できるため、企業向けのシステムに組み込んで利用するなど活用の幅も広がります。

また、有料プランでは写真やグラフなどの画像データを理解して分析してくれるVision機能が搭載されています。テキストベースでの対話はもちろん、専門的なグラフやPDFなどの資料を読み解いての分析等が可能になるため、あらゆる解析業務が最適化されるのも有料プランの大きな特徴です。
有料プランだからこそ優位になる面もいくつかあるため、ビジネスでの活用を考えている方は有料プランへの加入も検討してみるとよいでしょう。

claude3のビジネスにおける活用例

claude3は従来の生成AIよりも性能・制度が高いため、あらゆるビジネスシーンでの活用が期待されています。特にOpusを利用すれば、人間のような自然な対話に加えて、膨大なデータから高精度な回答ができるため、質の高いコンテンツを作り出すことが可能です。実際にビジネスでは以下のような使われ方をしています。

ECサイト掲載用の商品説明文作成

たとえば、ECサイトを立ち上げる場合に必要な商品の説明文を、claude3に代わりに考えてもらうことができます。商品の特徴をあらかじめ伝えておき、その情報をもとに読んだ人が興味を持ってくれそうな説明文をあっという間に出力してくれるのです。サイトの質を高めることはもちろん、実際に人が考える手間も省けて、大きく業務を効率化できます。

短時間でのレポート分析・要約による研究の効率化

また、長文を理解できる性質を活かして、レポート等を分析して要約するのにも長けています。研究職の方などはレポートを細かく読む時間を短縮でき、効率よく作業を進められるでしょう。

的確な言葉遣いでのメール作成

そして、事務作業でもclaude3はさまざまな業務で活躍します。事務作業で代表的なものと言えば顧客へのメール送信です。メールに記載する文章が複雑になる場合、claude3を利用することで、要点をまとめた分かりやすい文章を作成してくれます。指示を出せばビジネスマナーを意識した文体にも仕上げてくれるため、わざわざ人間が文章を大きく手直しする必要がないのも魅力です。

画像データ解析による分析作業の効率化

データ分析を行う場合、画像データをもとに作業を進めることもあるでしょう。こうした場面でも、対象の画像データをclaude3に読み込ませることで内容を理解してくれます。それをcsv形式で抽出してもらうといった使い方が可能です。画像を見ながら手動で進めていた作業もあっという間に自動で実施してくれるため、業務を大幅に効率化できます。

このように、あらゆるビジネスシーンでclaude3は活用可能です。その特徴や性質を理解した上で適切に利用できれば、働き方を大きく変えることができるでしょう。

claude3はプログラミングにも優れている

claude3は事務作業や解析作業の自動化にも向いていますが、プログラミングの自動化にも優れているため、開発業務を主とするエンジニア達にも注目されています。
実装して欲しい機能と対象のプログラミング言語について指示するだけでコードを自動生成してくれるため、簡易的な機能であれば自分でコードを書く必要もないのです。社内のコーディング規約に則っているかなどは細かく確認する必要はありますが、これらもclaude3への質問の仕方次第で、あらかじめ考慮されたコードを生成することも可能です。上位モデルのOpusを活用するとより複雑な機能の実装も可能になるため、開発業務をサポートしてくれるツールを探しているエンジニアは積極的に活用してみるとよいでしょう。

エンジニアだけでなく、プログラミングを勉強中の初心者にもclaude3はおすすめです。書いたコードに誤りがないかを添削してもらい、書き方が分からない部分を質問するといった使い方もできます。プログラミングという分野だけで見ても、claude3の使い道は幅が広いです。仕事としての利用はもちろん、学習においての利用も今後大きく期待されています。

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