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adobeでも生成aiが利用可能に!使い方やできることについて徹底解説

adobe fireflyとは

画像や動画、音楽などで世界中の注目を集めている生成aiは、adobeからもFireflyという画像生成aiツールがラインナップされています。本記事では、Fireflyの特徴や使い方、できる事などについて解説していきます。

adobeの生成ai「Firefly」の特徴

生成aiツールは、多くのメーカーからラインナップされています。その中でもadobeのFireflyには、どのような特徴があるのでしょうか。主な特徴を見ていきましょう。

数多くの言語に対応

AdobeのFireflyは、英語はもちろんのこと、日本語を含め100以上の言語に対応しています。画像生成aiツールの中には、日本語に対応していないものがまだまだ多く、日本語で細かいニュアンスやイメージをプロンプト入力したいユーザーにとっては、物足りなく感じることが少なくありませんでした。
しかしFireflyなら、日本語にも対応しているため、日本語を母国語とする私たちにとっては使いやすくて便利なツールと言えるでしょう。また、多くの言語に対応しているという点は、世界中に多くのユーザーを持つ理由の一つにもなっています。

他のadobeツールと連携

adobeはこれまで、写真が画像の加工ツールとして人気のPhotoshopをはじめ、イラストやロゴ作成に欠かすことができないIllustrator、テンプレートの画像を利用することで簡単に魅力的なSNS向け画像を作れるAdobe Expressなど、複数の画像加工ツールをラインナップしています。その他にも、動画加工のPremiere Proや、文字を素早くPDFに変換できるAcrobat Proなどもラインナップしており、文字と画像、動画に関しては豊富なノウハウを持っていることが分かります。
Fireflyは、これらadobeのツールと連携しています。例えばPhotoshopを使って画像を塗りつぶすことができたり、Adobe Expressのテンプレートを活用したり、幅広い連携プレーによって、よりユーザーのイメージに近い画像をaiが作成できるのです。これらの連携により、一気通貫で作業できるという点もFireflyの大きな特徴と言えるでしょう。

著作権の侵害リスクがない

Fireflyに搭載されているaiエンジンは、ネット上に存在する膨大な量の画像データを使って学習を積んでいます。学習用に用いられる画像データは、全て著作権が切れたコンテンツだったり、adobe自身が提供しているコンテンツのため、著作権の心配はありません。商用利用したいと考えているユーザーにとっては、この点は大きなメリットと言えます。

活用可能な画像は60億以上

Fireflyの生成aiを使って作成した画像は、ギャラリーへ送信して他のユーザーとシェアすることができます。シェアした画像はFireflyのコミュニティに展示され、他のユーザーが閲覧したり、自身の画像作成の際に参考にするなど、幅広く使われます。

Fireflyの使い方を解説

Fireflyはadobeからラインナップされているツールのため、まず最初にadobeへログインをした上で使用します。これからアカウントを作成する場合には、新規でadobe用のアカウントを作成しても良いですし、既存のGoogleアカウントやFacebookアカウント、またAppleアカウントを使ってもOKです。
Fireflyにログインすると、いよいよ画像を始めることができます。Fireflyのプロンプト入力では、簡単でシンプルなテキストを入力すると、生成aiが4つのパターンの画像を作ってくれます。プロンプトを少し変えると、仕上がる画像がガラリと変わりますし、プロンプトをより具体的な内容にすれば、生成aiが作る画像も大きく変わります。

Fireflyでは、生成aiが作成した画像に対して、編集をすることができます。Photoshopのように編集メニューが充実しているわけではないものの、塗りつぶしたい場所を指定したり、画像に文字を配置したり、シェイプやグラフィックを追加するなどのメニューがラインアップされています。編集が終わったら、画像をダウンロードすることもできますし、各種SNSへ投稿することも可能です。

adobe Fireflyを上手に使うポイント

adobeの生成aiであるFireflyを上手に使うためには、いくつかのポイントを抑えることが大切です。

プロンプトは具体的な方が良い

Fireflyに限らず、生成aiではユーザーが入力するテキストの指示に基づいて、画像を作成します。この時、できるだけ自身の頭に思い描くイメージに近い画像を作成するためには、aiへの指示は漠然としているものや抽象的なものよりも、できるだけ具体的な方がベターです。
例えば、「夜空に浮かぶ天野川」という指示をプロンプトに入力する場合でも、何時ぐらいの夜空が欲しいのかを明記すると良いでしょう。深夜なのか早朝なのかによって、空の様子や雰囲気は大きく変わります。また、星の様子や空気の澄み具合、天の川が流れる方向などに関しても、可能な限り具体的にプロンプト入力することで、満足度の高い画像を生成aiが作ってくれます。

背景もaiと共有する

より満足度の高い画像生成を実現するためには、具体的な内容のプロンプトを入力することに加えて、その背景や気持ちなども生成aiと共有するという方法がおすすめです。
例えば「プロの写真家が撮るような写真に仕上げたい」とか「絵画のセンスが素晴らしいデザイナーならこのような画像を作るという作品が欲しい」など、aiに何目線かを指示することも可能です。

イメージに近い画像を読み込ませてもOK

Fireflyは、ユーザーがイメージする雰囲気の画像を読み込ませたうえで、そのイメージに近い画像を作成するように指示することができます。生成aiには学習エンジンが搭載されているため、ユーザーが使えば使うほど傾向や対策を把握した上で、失敗しづらい画像に仕上げてくれるようになるのです。
ただし、読み込ませる画像に著作権や商標がついているものは、注意が必要です。生成aiは、どの画像に著作権や商標がついているかという点までは考慮しないため、参考にする画像によっては、著作権や商標がついた素材と類似するものになりかねません。後からトラブルにならないためには、読み込ませる画像に対しても注意を払う必要があるでしょう。

まとめ

Adobe Fireflyは、PhotoshopやIllustratorと連携しながら通貫作業が可能な生成aiツールとして人気があります。著作権がないため商用利用もできますし、シンプルなプロンプト入力でも美しい画像を生成できる点が人気のツールと言えるでしょう。

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