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これからは芸能人も不要に?広告用のモデル(Ai美女)を生成AIで作成する方法を解説

aiモデル

InstagramやTikTokなどのSNSを閲覧している時、美女を見つけたと思ったらAIが作った画像だったという経験はありませんか?昨今は“AI美女”とよばれるコンテンツが普及しており、実物の人間と見間違えてもおかしくないほどクオリティが高い作品を目にする機会が増えました。あのような画像をそもそもどうやって作るのか、気になる方も多いかと思います。
本記事では、AIモデル(AI美女)を生成AIを活用して作り出す方法や、おすすめのツール、注意点などについて解説します。実は誰でも簡単に作成することができますから、ぜひこの記事を読んでみてください。

AIモデル(美女)とは?活用事例も併せて解説

AI美女とは、人工知能いわゆるAIが生成した女性の画像コンテンツを表す言葉です。AIは、美しい女性の写真やイラストを大量に学習します。ディープラーニング技術が活用されており、これらのデータを基に新しい女性の画像を次々と生み出すことが可能なのです。現在はAI画像生成ツールがたくさん存在しており、目や鼻など顔のパーツから肌質に至るまで人間に近いリアルな顔立ちの女性を誰でも気軽に生成できます。それでは、ツールを使ってどのような手順で作るのか、簡潔に説明します。

①サイトやアプリから自分が好きな画像生成AIツールを選ぶ
②プロンプト(具体的なイメージ)を入力する
③ModelやLoRA(Low-Rank Adaptation)を選択して理想に近づける

最も重要な工程は、プロンプトの入力です。自分がイメージする美女を忠実に生成するためには、プロンプトを適切かつ詳細に指示する必要があります。コツとしては、以下の点を押さえましょう。

●長文にせず、キーワードごとに「、」や「,」で区切る
●キーワードは2つ3つではなく、なるべく具体的に細かく書き並べる
●重要な部分から優先して入力する

一般的には、全体のテーマ(日本人女性/アメリカ人美少女など)→容姿の特徴(顔立ち/髪型/肌質/表情など)→服装・背景→画像のスタイル、といった順番でプロンプトを入力すると効果的といわれています。
そして、画像のクオリティを高める方法として、「Model」や「LoRA」が欠かせません。Modelとは、画像の土台となるイメージのようなもので、各Modelのサンプルで表示されている画像と近い雰囲気に仕上がります。
LoRAは、画像をアレンジする要素であり、複数選択して自由に組み合わせることができます。この掛け合わせによって、“AIっぽさ”を脱しリアルな人間に近づけるわけです。色々と試行錯誤を繰り返すうちに理想の美女像に辿り着くと思います。

こうしたAI美女は様々な場面で見かけますが、主な活用事例はモデル(グラビアアイドル)とインフルエンサーです。インターネット広告代理店が独自に開発したAIグラビアモデル“藤原れい”は、Instagramで3万人以上のフォロワーを獲得しています。
他にも、YouTubeアカウントを開設してカバーソング動画をアップロードしたり、ニュース解説や時事ネタ評論をするなど、投稿者の顔を公開しない代わりにAI美女を用いるケースも多いです。実際どんな人が動画を作っているのか、と想像を掻き立てる要素もあるのではないでしょうか。

AIモデル(Ai美女)を生成できるサービス一覧

AI美女はAI画像生成ツールを使って作ります。代表的なサイトやアプリサービスを一覧で紹介しましょう。

TensorArt
SeaArt
Stable Diffusion
YouCam画像編集ツール
Canva(MojoAI)
VanceAI 描画
Midjourney
Image FX
YouCam AI Pro
AIピカソ
leuc.ai
PhotoDirector
MyEdit
Vivid AI
Canva
PIX.AI

ツールによって長所短所は異なりますが、初期費用がかからないという点でいうと「SeaArt」は人気サイトの一つです。ModelやLoRAの種類も豊富なため、多種多様な美女を生成できます。「Stable Diffusion」は最も著名なツールに挙げられる、上級者向けツールです。「Midjourney」などは有料サービスとなるため、初心者にはハードルが高いかもしれません。ほとんどのツールは日本語対応しているので安心して利用できます。

AIモデル(美女)を生成する際の注意点を解説

サイトやアプリを操作するだけで簡単にAI美女を生成することができる反面、注意すべき事項もあるのでお伝えします。

①商用利用
AI画像生成ツールごとに商用利用に関する利用規約が異なります。たとえば「Stable Diffusion」は、生成した画像の商用利用が原則的に認められています。他方、「SeaArt」などの利用規約には“Modelによる”と記述されており、使用するModelが商用利用可能なのか随時確認しなければなりません。
また、プロンプトで芸能人やアイドルの名前を入力すると、その人物に近いAI美女が生成され、著作権や肖像権が問題になります。特定の著名人にそっくりな画像を使用してビジネス用のSNSアカウントを開設したり、コンテンツを制作するとトラブルに発展するリスクがあるでしょう。
オリジナル画像の著作権は基本的にユーザーに帰属します。ただしツールにより例外も存在するため、この点も目を通しておくべきです。

②コンテンツポリシー違反
美女なら何でもアリというわけでもなく、一定の制約が設けられています。代表的なものは、成人向けの卑猥なコンテンツです。いわゆる“18禁”に該当する内容は、ほぼ全てのツールで禁止事項に該当します。人種差別を連想させる画像や、暴力的な画像の生成もポリシー違反です。生成AIを悪用してフェイクニュースを作り上げることも絶対にやめましょう。

まとめ

SNSでよく見かけるAI美女は、実はとても簡単に生成できることがお分かりいただけたのではないでしょうか。クオリティの鍵を握るのはプロンプト、そしてModelおよびLoRAです。シンプルなプロンプトだと、いかにもAIが作った感が強い画像にしかなりません。幾多のアレンジを加え、トライアンドエラーを重ねた結果、思わず目を奪われるような人間さながらの美女が完成するのです。ツールを駆使できるまで時間はかかるかもしれませんが、自分が思い描く美女を作り上げるまで根気よくやってみましょう。

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