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chatGPTではイラストも作成可能!イラスト生成のやり方やDall-e3についても解説

chatgptとdall-e3

AIに関連した技術の進歩は目まぐるしく、急速に進化を遂げています。chatGPTを代表としたAI技術は、これまで文章のライティングや説明といったテキストを出力するのが一般的でしたが、イラストを作成することもできるようになりました。chatGPT本体ではイラストの作成はできませんが、DALL-E3と呼ばれるAI技術の登場により、イラストの作成も可能になったのです。
本記事ではchatGPTでイラストを描くにはどうしたら良いのか、DALL-E3との連携について解説していきます。

chatGPTで絵は描けるのか

chatGPTでイラストを作成するためには、chatGPTの無料版ではなく、chatGPT Plusといった有料版を利用する必要があります。chatGPTの有料版において、画像生成AIのDALL-E3を連携させることで、画像を制作できるようになったからです。
chatGPTの有料版とは、月額課金をすることで、より高度なAIを利用できるサブスクのことです。無料版のchatGPTでは、chatgpt3.5までしか利用できません。chatGPT-4oを利用することもできるのですが、利用制限があるため、使い勝手は決して良いとは言えないのです。

chatGPTの有料版のメリットは、多数のプラグインが利用できることです。プラグインとは、chatGPTの機能をより便利に活用したり、応用したりすることができる機能で、2024年7月の時点で500を超えるプラグインが提供され、それぞれと連携して、AIの機能をより便利に活用できるようになっています。
プラグインの利用に加えて、chatGPTの有料版を利用することで、chatgpt3.5で見られるような不確かな引用ではなく、より最新かつ正確な情報を引用することができます。情報の正確さを求める場合、有料版のchatGPTを利用するほうがメリットは大きいです。

DALL-E3と連携することでイラストが描けるように!

chatGPTの有料版では、イラスト生成可能なAIであるDALL-E3と連携ができるようになりました。これまでこの連携ができなかったため、多くのchatGPTユーザーが登場を待ち望んでいました。chatGPTで文字による命令を行い、DALL-E3が命令に基づいてイラストを生成していきます。イラスト生成につながるさまざまな提案を行うことによって、理想の画像生成ができるようになったのです。

そもそもDALL-E3って何?

chatGPTによるイラスト生成の方法を学ぶ前に、DALL-E3を理解しておく必要があります。DALL-E3とはイラストを生成してくれるAIのことで、Open AIが手がけました。chatGPTのような文字だけの生成AIを活用することで、さまざまな文字を画像として出力することができます。
DALL-E3が優れているのは、文字入力で与えられた命令に従って、それに見合ったイラストを作成してくれることです。DALL-E3を利用すると、独創的なイラストや想像しなかったような美しい絵画を生成してくれるので、驚かれることでしょう。

この機能を利用するためには、前述のように、chatgpt有料版に登録することが必要です。まずはchatGPTの有料版に課金して、準備を整えてください。有料版のアカウントが開設されると、DALL-E3が利用できるようになります。DALL-E3は、chatGPTの有料アカウントであれば無料で利用できます。商用利用についても、有料版のchatGPT Plusであれば利用できることになっています。ただし、利用規約をしっかり守ってください。

プロンプトについても解説

DALL-E3を利用するためには、イラストを出力するためのプロンプト(命令)を指定します。プロンプトにはいくつかの基本的な型があって、この型に従ってプロンプトを作成することで、DALL-E3を活用したイラスト作成ができるようになります。プロンプトを書く場合、書き方にコツがあるので、コツを掴んでおくと、よりイメージに合った命令を行って、イラスト生成ができるようになります。

プロンプトを入力する際に必要になるのが、質問の具体性です。漠然とした命令文では、イメージに合ったイラストを生成してもらうことは難しいでしょう。chatGPTは質問の内容を解析して、ユーザーの希望に応える回答を提供するからです
具体性の他に必要なのが、参考になる情報や細かな希望です。どんなイラストを希望するのか、具体的な色やイメージを文字で表すようにしましょう。生成されたイラストがイメージと異なる場合、プロンプトの指定の仕方に問題がある可能性が高いです。最初の質問だけではイメージとかけ離れたものに仕上がるということはよくあります。そこで、追加の質問をいくつか投げかけると、イラストをより希望に合ったものに変えていくことができます。

例えば、虎の画像を描いてもらいたいと思う場合、色合いや外見のイメージなどを指定します。具体的には「青色の虎を描いて欲しい」「3つの頭がある」「獰猛なトラを描いてくれますか?」といったプロンプトを入力します。これにより、よりイメージを膨らませ、ダイナミックで斬新なイラストができあがります。

chatGPTでイラストを描く場合のデメリットについても解説

chatGPTのAI生成機能を使用してイラストを作成することで、時間を節約できるだけでなく、自分では思い浮かばなかったさまざまなイラストを描けるというメリットがあります。しかし、デメリットもあり、よくあるのが「イメージ通りのイラストを描いてくれない」という問題です。これはchatGPTの文章生成でも同様で、希望しているような情報が得られないというケースはよくあります。
AIの技術は目まぐるしく進歩しているものの、まだまだ発展途上にあり、どうしてもこのような問題が生じてしまうわけです。それでもプロンプトをより細かく、AIが判別しやすくなるように指定することで、自分の描く理想のイラストに近づけることができるかもしれません。今後のAI技術の進化に期待しましょう。

まとめ

chatGPTだけではイラストの生成はできませんが、DALL-E3と連携させることで、イラストをAIに生成してもらうことが可能になります。chatGPTは有料版のものを使用することが必須であり、課金する必要がありますが、AIで独創的かつクリエイティブなイラストを生成するために必要な費用と考えることができるかもしれません。
プロンプトをうまく活用することで、希望に近いイラストが描けるようになります。命令する文章の書き方にもコツが必要です。具体的であれば、AIはより的確に判断してくれるようになります。希望するのとは違う方向に行ってしまったとしても、AIが描いたイラストを気に入ったのであれば、それを利用することもできます。

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